游々自敵

中身のない話と虚無

自己投影で事故投影(笑いどころ)

私は都内の私立大学に通う二年生で同ゼミの彼氏がいる。

大嘘です。実際は4年だしゼミ内どころか彼氏もいない。地獄。

 


最近やり込んでいるソシャゲの推しと付き合いたいという感情が大きすぎて、そういうヤバい女しかいないコミュニティで彼氏と付き合っているという前提の生活を送っている。なんでかっていうと楽しいから。それ以上の理由はない。彼氏がいる生活最高。生きてるだけで褒めてくれる。脳内だけだけど。

 


さておき。

現実の私は大変不本意ながら就活生なので日々企業に媚び諂いお祈りメールに涙を飲みESや面接に震えているわけなのだが、これはご想像の通りかなり「厳しい」毎日なのである。私は基本的に能天気マイペース人間ではあるので多少のことも「まぁでも私は天才だし」と乗り切るし毒マシュマロが飛んできてもフォロワーに構ってもらう手段の一つにするくらいには図太い女である。そんな私でも日々の「ご希望に添えない結果となりました」メールはかなり傷つくわけだ。何通も届けば自分の全てを否定されている気分になる。私は誰かに認められるために生きているわけではないけど、突きつけられるとそれはそれは息ができなくなる。

ただ悲しいかな私は能天気マイペースなので、信じられないかもしれないがこの摩耗に自分で気がつけないのだ。ヘラヘラしすぎて。びっくりするでしょ。私も。

 


ところでご存知の方もいると思うが私は家庭内で複雑な事情を抱えている。人から見たら特に問題ではないかもしれないが私にとってはマジで複雑だな、としか言いようがなく、これを説明するのがあまりに面倒なので人に愚痴を零すこともあまりしない。端的にいえば舅問題で両親の離婚沙汰になりかけた、みたいな話だ。よくあるよね。わかる。

 


先月の末二年ほど交友関係を持った知人ときっぱり絶縁をした。いろいろあったので。私は人の世話を焼いてしまう癖があるのだがこれが裏目に出た事故だった。とおもう。今となってはわからないが。これも結局私が自分が磨耗していることに気付けないで一年ほどずるずる先延ばしにしすぎた結果の尻拭いみたいなものである。

 


という事故が三点重なり、一週間ほど食事がほぼ一切取れなくなった時期があった。スライスオニオンしか食べられない。白米なんてもってのほか。食欲が湧かないのだ。酒と適当なつまみを深夜に食べていた。元々標準より軽かった体重がさらに5キロ落ちた。尻の肉がないと人に言われた。椅子に座ると骨が当たる。これはちょっとウケた。

 


という経験を乗り越え、かろうじて食卓の食事をつまめるようになったころ、友人と「彼氏作ろう(幻覚だけど)」という話になり、それで一週間ほど遊んでいた時の話である。前置きが長い。

狂人数名で彼氏の惚気を聞かせあうマジで気が触れているとしか思えない会話をしていた最中の話だ。確か私はその日彼氏がうちに泊まりに来ていた(幻覚です)。私は確かレポートを片していて、友達とケラケラ話しながら彼氏にちょっと待ってて、なんで声かけてるなんて言ってた最中に、だ。

 


後ろを振り返った。

人の気配を感じたから。

 


もちろん私の錯覚だ。酒の空き缶が転がったり積読の本が乱雑に積み置かれた床しかない。あとスーツがかかっている。何もない空間。確かに私は人が私の方を見ていたな、と思った。

しばらくしてからもう一度振り返った。

やっぱり何もなかった。

アルコールも入っていたので狂気極まってんなぁとあしらってレポートと原稿を進めた。彼氏今スト缶開けてる、酒弱いくせに。一時間くらい経ったかな。膝の上に人の気配を感じた。例えばそう、人に膝枕をしている感覚と言えば伝わるだろうか。

もちろん私の膝の上には何もない。

 


なにも。

 


酔っていたから、レポートと原稿を書き上げて提出して投稿して、寝た。

 


朝起きて、自分の置かれている事情(家庭の話)を思い出して意味わからないほど泣いた。確か朝ごはんは抜いた。友達に相談した。

カウンセリングを勧められた。当たり前である。あとトゥゲッターのリンクも貼られた。

 


https://togetter.com/li/1089529

 


これだなぁ、と思った。

とりあえず大学の学生相談室に連絡してこの事実だけ伏せて家庭の話と友人の話だけした。精神科の先生とカウンセリングの先生との面談を調整してもらった。そこでようやく、自分ってマジでやばかったんだな、と思った。恩師にSOSを送って夕飯を奢ってもらった。人の金で食べるお蕎麦は美味しかった。

 


自分が自覚してから、相変わらず彼氏と交際している幻覚の話は続けているが食欲も落ち着いてきたし後ろに人の気配を感じることもなくなった。膝に感じた温もりを虚像でもいいからもいっかい感じたいなぁと思わないと言えば嘘になる。脳のバグでもちょっとあれはよかった。多分、あの瞬間の私はそれしか逃げ場がなかったから。

酒を入れて酔って寝なければ寝入って二時間後に目が覚めたり夜中に呼吸が浅くなって目が覚めたり朝起きた瞬間に息苦しかったりそういうのは治ってないのでまぁ気長に付き合っていこうとおもう。まず親は私に保険証渡してくれよ。私は今死にかけてんだ。

 


とりあえず精神科の先生とカウンセラーさんとお話ししてみるつもりなのだが、問題はこの話を丸々していいのかどうか自分でも悩ましいので、(一対一で語るにはあまりにキまっているエピソードな自覚がある)どうすべきか悩んで数日経っている。ちなみに面談は火曜日である。

 


というはちゃめちゃエピソードでした。

別に心配してほしいとかではなくこういう体験したんだけど聞いてよね、くらいの気持ちなので友達とのバーチャル飲みで肴にでもしてほしい。ちなみに今私の彼氏は二時までバイトをしていたので笹塚の自宅で爆睡していることになっています。かわいい。

書きたいことつらつら並べたので読みづらかったらごめんね。みんなもいいご縁あるといいね。私は今のところないです。死ね。