游々自敵

中身のない話と虚無

13階段の向こうに冬がいる

こんにちは、未だ原稿に追われている荻野です。嘘だとおもうじゃないですか。マジなんですよ。可哀想だと思いませんか? うんうん、わたしもそう思う。まぁ、二つくらいに関してはわたしが好きでやってることなのでいいんですけどね。

 

近頃めっきり冷え込んでしまい、ついにわたしの部屋に居座っていた死にかけの夏をこの手で殺しました。だって吹き込む風に揺れる風鈴の音、あまりに寒いんですもん。

ただ、「わたしが夏を殺した」という実感が強烈に手に残っているのがとても不思議です。いままでだって、毎年夏は死んでたのに。

 

夏を殺したわたしはおそらく13階段を登らねばならないはずなのですが、生憎なことにその頂上で待っているのはロープではなく冬なんですね。悲しいな。冬から逃げられない。寒さも冷たさも何より苦手だっていうのに、バーバリーのマフラーとダッフルコートが好きだから、冬はわたしを今年もにがしてはくれないようです。

みなさんコートはPコート派ですか?ダッフル派ですか?それともダウンジャケット? わたしは半纏がすきです。あとフリーズポンチョ。

 

夏の葬式を終えたわたしの部屋には風鈴の代わりに毛布という冬の象徴が居座り始めていて、今日からわたしと冬の半同棲が始まってしまいました。嫌だなぁ。だって冬って寒いし、眠いし。

でも冬の方が書きたい話は多いので、やっぱりわたしは冬に気に入られてるのかもしれない。

今年はコタツに入りたいなぁ。