游々自敵

中身のない話と虚無

知人と知人と原稿の話

こんにちは、明日卒検の荻野です。自主経路じゃないってのはマジなんですか? なんで教官はずっと「本番は自主経路だよ」みたいな雰囲気を出してたの? なんで?

 

よくわからないのですが年上に気に入られがちです。私が甘え下手なのにめちゃめちゃ甘やかしてくれます。でもメシはおごってくれねぇ。なんでだ。いや奢られても困る。対等でいてほしい。

 

この間知人と焼肉に行きました。彼女とは一ヶ月ぶりに会ったのですが、新宿駅南口で待っていてくれた彼女があまりにカッコよかったので惚れるかと思いました。やべぇ。ライダースにスキニーを履くな。好きになるだろ。「お腹いっぱいになっちゃったからあげる」と言って手渡されたスタバのココア、なんなんだ。そういうのめっちゃ好きだから本当になんなんだ。

「ごめん行く前にタバコ吸っていい?」って訊くな。喫煙者大好きなんだぞ。案の定火をつけてるところ凝視しました。

そんな彼女は私より一つ上の社会人です。一つ上なだけでこんなにかっこいいの? 多分私がおぼこいだけだわ。

 

別の知人、オムライスの知人(一つ前の記事の人)とはマジで毎日通話してるんですが(本当になんなんだ)、そんな彼女も面白い人です。

訳あって今度彼女のお家にお世話になるのですが、まずその日の夕飯に「じゃあオムライス作るね」って言ってきたところから「なんなんだ?(好きだな……)」みたいな気持ちしか持たなかったです。ちなみにその次の日の夕飯にも「オムライス食べたい」って言ったら呆れられました。でも多分承諾してくれると思う。優しいなぁ……

オムライスの知人の話、何を取ってもめちゃめちゃ面白いんですけど、定期的に通話の前に「今服着てるからめちゃめちゃ偉くない?」って言ってくるのが一番やばいなって思います。マジで何? 言われなくても着てくれ。彼女は私より5つ上です。たまに不安になります。

 

人にご飯奢ってもらえると「やったーーーー!!!」ってなるにはなるんですけど、よく分からない罪悪感とか申し訳なさが生まれるので年の差あっても対等に支払わせてくれるひとはなんか安心感がありますね。いやでも人の金でメシは食いたい。めちゃくちゃに食べたい。とりあえずホールケーキおごってくれ。しゃぶしゃぶでもいい。今日も元気に原稿が進みません。オチをつけられなかった。

紫煙融ける秋

こんばんは、日々口癖が「死にそう」「死にたい」「死ね」の荻野です。あまりに物騒すぎる。書いてる話が書いてる話だからしょうがないね。

 

喫煙者の手元が好きという話をしようと思ったのですがあまりにマニアックすぎて気持ち悪いので今何を書こうか悩んでいます。あっオムライス。オムライスの話しよう。

 

みなさんオムライスはなにが好きですか? 半熟のとろとろのやつ? デミグラスがかかってるやつ? スフレみたいにふわふわなやつ?

わたしは堅焼きのケチャップが何よりも好きです。なんだったら書いた話にほぼ毎回出すくらいにはそういうオムライスが好きです。モチーフとして落とし込めやすいんだよね。

昨日そんなわけで知人とオムライスを食べに行きました。わたしがオムライス大好きなのを知っての提案だったのですごく嬉しかったんですね。本当に。あと新宿のタワレコってすごいね。めちゃくちゃ楽しかった。雰囲気が好き。写真とか撮りたかったな。ダメか。

 

オムライス、すごく好きなんですよ。デミグラスじゃない、半熟でもない、しっかり焼かれた均一な黄色とケチャップの赤のコントラストも好きだし、チキンライスも好きだし、なんていうか、好き。なんでこんなに好きなんだろう。とにかくオムライスが好き。知人はラザニア食べてた。オムライスじゃないんかい。

 

締め切りまで一ヶ月、出来すぎた知人に「荻野ちゃん頑張ろうね」と帰り際に言われたわたしは帰って速攻風呂に入って寝ました。ごめんなさい。プロットは二話まで書いたところで力尽きています。顔向けできねぇ〜

 

そんな知人は今日煙草を吸っている写真をわたしに送ってきました。やめて。好きになっちゃうでしょ。元から好きだけど。そういうわけで、秋に融けながら原稿を頑張っています。教習所の話はやめようね。

13階段の向こうに冬がいる

こんにちは、未だ原稿に追われている荻野です。嘘だとおもうじゃないですか。マジなんですよ。可哀想だと思いませんか? うんうん、わたしもそう思う。まぁ、二つくらいに関してはわたしが好きでやってることなのでいいんですけどね。

 

近頃めっきり冷え込んでしまい、ついにわたしの部屋に居座っていた死にかけの夏をこの手で殺しました。だって吹き込む風に揺れる風鈴の音、あまりに寒いんですもん。

ただ、「わたしが夏を殺した」という実感が強烈に手に残っているのがとても不思議です。いままでだって、毎年夏は死んでたのに。

 

夏を殺したわたしはおそらく13階段を登らねばならないはずなのですが、生憎なことにその頂上で待っているのはロープではなく冬なんですね。悲しいな。冬から逃げられない。寒さも冷たさも何より苦手だっていうのに、バーバリーのマフラーとダッフルコートが好きだから、冬はわたしを今年もにがしてはくれないようです。

みなさんコートはPコート派ですか?ダッフル派ですか?それともダウンジャケット? わたしは半纏がすきです。あとフリーズポンチョ。

 

夏の葬式を終えたわたしの部屋には風鈴の代わりに毛布という冬の象徴が居座り始めていて、今日からわたしと冬の半同棲が始まってしまいました。嫌だなぁ。だって冬って寒いし、眠いし。

でも冬の方が書きたい話は多いので、やっぱりわたしは冬に気に入られてるのかもしれない。

今年はコタツに入りたいなぁ。

義務化された「好き」はなんなのか

今年の夏最大の敵を倒しました荻野です。気分がいいので夢庵でさつまいもの天ぷらを食べます。イェーイ。胡粉ネイルの伯林青も買ったので気分は最高です。

 

原稿、なんかこう 書いててつらかったな……書きたいものを書いてるはずなのにめちゃくちゃつらくて、でもこの気持ちって多分こういうことする人じゃないとわからない感覚なんだろうな……内臓がないぞう……みたいなこと考えてました。

好きだからといってつらくないかといえばそんなこと全然ないし、むしろ好きだからめちゃくちゃつらいって思うし、じゃあやめろって話になるんだろうけど、そういうわけでもないんですよね。やめられるならとっくにやめてるし。ライフワークの一環というか。

 

親と話している時、私が多方面に頭を突っ込んでいるせいか「ボランティアやりなよ」って言われるのがめちゃくちゃしんどかったのでつい最近「それをやめてほしい」と伝えました。

ボランティア、金が出ないのが一番嫌なのですが、好きでやってることなら金銭なんて考えない(現に軽トラ市は損得勘定無しでやってる)ので、まずそう考える時点で「好き」ではない。し、私は「好き」なことを「仕事」にすると秒で飽きるし嫌いになるのでボランティアは極力したくないんです。なんていうかあれ、気持ち的な強制力が働きません? disとかではないです。少なくとも私はそれに重荷を感じちゃうからやりたくない。やってる人はすごいなぁっておもいます。

 

私が原稿をやるのは趣味なので、別に投げ出してもいいんですけど、なんか投げ出すの癪だし、私の書いた話を一番好いてるのって私だし、自分の本読みたいから泣きながら一日4000文字とか書いてるわけで、これって多分一生続くし、毎回「つらい」「書きたくない」「書けない」って言うんだろうなぁっておもいました。

 

だからなにって言われたら、これから校正作業つらいなぁって、それだけの話です。お腹空いたなぁ。

夏を弔う

夏の初めに記事を書いたなぁと思ったら夏が終わりました。こんにちは、荻野です。みなさん有意義な夏休みは過ごせたでしょうか? 私は毎日泣いています。wordに追われながら。

 


夏が死にかけているというのに部屋に風鈴をつけました。風通しが死ぬほど悪い私の部屋につけてもほとんど意味はないのですが、時折吹き込む風に靡いて涼やかな音を立てているのは案外悪くないです。二年前に買っておきながらずっとしまいこんでいた風鈴もようやく日の目を見ました。吊り下げられた金魚の絵が悠々と空を泳いでいます。夏はこれから死ぬ、あるいはもう死んでいるかもしれないというのに私の部屋にはまだ夏が居座っています。


夏は好きです。じとりとした暑さとか、見上げた空の抜けるような青さとか、存外嫌いではなくて、たまに夏バテしたりはするけれど、冬の指先まで悴むような寒さと比べたら私は夏の方が好きだなぁと思います。でも私は冬生まれなのでどうしても夏とは相容れないらしいです。これは多分他の人にはわからない感覚かもしれない。夏のことは好きだけれど、どういうわけか夏に取り残されている気がしてならないのです。


冬に囚われた人生を送っている気がします。夏は私と縁遠い季節だから。マフラーとダッフルコートは好きだけれど、タートルネックは一生好きにならないでしょう。私は白いワンピースが好きだけれど、きっと永遠に着ることがないように、私は夏が好きだけれど、永遠に夏に溶けることはできないんだろうな、と思います。


今年も夏が死にます。冬はいつだって私の隣に居座るくせに、夏は私を置いて死ぬなんてちょっとずるくないですか。

蝉の鳴き声を聞かなくなりました。トマトが枯れました。空の青さが透明ではなくなって来た気がします。

 


今年も夏が死にました。私の部屋には死にぞこなった夏が転がっています。私自身は冬の死に損ないだというのに、まったく、人の家に土足で上り込むなんて、夏ってやつは図々しい奴だなぁ。でもお前のことは嫌いじゃないから、もう少しだけ一緒にいてやろうじゃないか。

愛しき季節は今年も憎い

お久しぶりです。二週間ほど脱水なのか熱中症なのか普通に私が動きたくないだけなのかわからない体調不良を拗らせている荻野です。みんな水分塩分はちゃんと摂ろうな。荻野ちゃんとの約束だ。

これは全く関係ないんですがこの間推しの話を聞いてもらっていたら「神様にしちゃうのは楽だよ」って言われたの「本当にそう〜〜〜〜〜〜」って思いました。思考放棄で楽してます!推しは神様〜〜!! 大真面目です。

 

ようやく夏休みがやってきますね。今年の外気はどうなってるんですか? 平成最後の夏、ここで私たちの世界は剪定? 世界との心中も悪かぁないですね。好きな季節たる夏と心中できるなら特に不満はないです。痛くなければね。

私の弟は私より一足早く夏休みを満喫しております。今年は最後の夏ですから、部活を頑張っているみたいです。いいなぁ。私も別に部活の手を抜いていたわけではないけれど、いかんせん運動に関するセンスが皆無だったので……中学の話ィ? また今度ね。

 

きたる夏休み。我々大学生は「人生の夏休み」だなんて揶揄されることもありますけれども。実際本当に「夏休み」ですよね。うまい比喩だといつも思います。モラトリアム〜〜! あと少しだけ来期を先延ばしにしたいような、早く来てほしいような、でも卒業はしたくないな。

 

夏ですね。日差しが暑いです。お気に入りのサンダルを履いていたら見事に日焼けしました。わーい! 心なしか今年は腕がちょっと焼けています。生きてるなぁ。高校三年間真っ白だったので、焼けてるとなんとなく嬉しい。気がする。お風呂暑いのでそれはちょっと嫌かな。

今年はクーラーをずーっと入れていても怒られないし、暑さに負けを認めて素直に涼しい部屋で貪る怠惰はこの上なく蜜の味ですが、きたる夏、ええ、原稿の季節ですので、素直にワード先生と向き合おうと思います。土佐弁に赤波線引くのやめてよ!!!

 

支離滅裂な文章ですが何が言いたいかといえば「夏休みが来ました!!!!」って話です。今年は遊ぶぞ〜〜〜〜!!!

万年筆はアサルトライフルより強いか?

それなりに、レール通りの人生を歩んでおります。荻野です。今日はそういう話です。

 

小さい頃から、漠然と「わたしは多分、大学に通うんだろうな」と思っていました。多分それは父の影響が強かったのだと思います。あの高校に通うんだろうな、そうしたらその先は大学に行くんだろうな、そんなことを漠然と考えていたら概ねその通りに成長しました。

ある頃から「私は本を出すんだろうな」と思っていました。おそらくその頃思っていたものと形は違えど本を作ることはわたしの好きなことの一つです。

 

将来の夢はなんだろうと考えています。作家になりたいといえば嘘になるし、本当でもある。なれたらいいな、でも難しいだろうな。なまじ現実を捉えられる年齢というのは夢を見るには大人になりすぎていて、まだ夢を見ていいのかもしれませんがわたしにはちょっと遅かったように思えます。作家になる夢を諦めてはいません。

でも、どちらかといえば、ない脳みそを絞って泣きながら話を書くよりは、この話が書きたい、書いていて楽しいな、と思っていたいのです。甘いでしょうか。甘いのでしょう。でも、まだ子供ですから。傷つくのも現実を見るのも少し遠くにあってほしいのです。

わたしはわたしの作品を好きだと言ってくれる人のために作品を書きたい。勿論書きたいと思う気持ちも欲もわたしだけのもので、誰にもあげるつもりはないけれど、わたしの書いた作品を好きだと言ってくれる人がいるならば、その人たちに読んでほしいなぁ、と思いながら言葉を綴るわけです。

 

最近、文章を書くのが楽しいな、と久々に思えるような作品を書きました。本当に楽しかった。

わたしは自分を愛せない人間の作品を他人が愛してくれると思っていないので、自分の書いた文章はどれも好きなものです。でも、その中でも「これはわたしの自慢の作品だ」と胸張って言える話がかけたので、そしてそれがたとえ狭いコミュニティであろうととても評価してもらえたので、やっぱりわたしは文章を書くことに生かされているなぁ、と思うわけです。

 

言葉を紡ぐことを生業にして生きていくのはきっとまだわたしには遠い遠い世界の話で、それでも今ここにいるわたしは、感じるままの言葉をひとつひとつ、丁寧に愛してあげられたらいいな、と思っています。